こんにちは。
学習塾マジック代表の髙橋です。
つい先日、セミがずいぶん大きな声で鳴いていました。
大田原市ではなく、セミの国に迷い込んだのかと錯覚するほどです。
入国パスポートを提示した覚えはなく勝手に入国してしまったので、警告されているのかもしれません。
「ミーンミーンミーン(出ていけ! そこの黒Tシャツ!)」
「ミン!ミン!ミン!(不法侵入者発見! 不法侵入者発見!)」
そうはいってもさすがの僕もセミの言語も話せるトリリンガルではないので、身分の潔白をどう証明しようと悩みました。この時ほど”セミ語”を大学時代に学ばなかった自らの浅学ぶりを恥じ入ったことはありません。
しかしこのセミたちは大きな声で騒いでいます。
よくよく聞けば「ミン!ミン!ミン!」ではなく、「ギン!ギン!ギン!」と鳴いています。
線香花火のようにか細い寿命の彼らが、こんなにも大きな声で鳴くのには何か理由があるのではないだろうか。
感受性だけは他人様よりも豊富に地球に産み落とされた僕はそう考えました。
セミが命を賭してでもSOSを発しているのに、知らぬ存ぜぬをするほど僕も薄情な人間ではありません。
どこかの誰かに許可を取ったわけでもありませんが人類代表を自負して、セミの味方をしようと決めました。
ここで救国の活躍をすれば、セミの国(大田原圏内)の無期限パスポートが入手できるかもしれません。
そうすればこれからは入り放題です。
むしろ歓迎されるでしょう。
セミに歓迎されたところでなんなんだという意見もあるでしょうが、仲間は多いに越したことはありません。
万事はイメージをすることから始まりますが、「スズメバチとセミの全面戦争に、黒Tシャツの僕が加勢をすればやむなくスズメバチの集中砲火を浴びるだろう」ということは容易に想像できたので、そのような安っぽい想像よりも何よりも勇敢と呼べる行動を最優先にして車のドアを開けてみると――2匹のセミと顔が合いました。
結末は単純なものでした。
僕が駐車したお隣さんの車になぜか2匹のセミが引っ付いていて、仲良く鳴き喚いていたようです。
普段は森や民家を隔てて届くセミの声が、車のドア一枚の向かい側で届くと――とても壮大に聞こえました。
やはり何事もライブ感は大切だなと。
YouTubeでPVを見るよりもきっと大切なことがこの世界にはあるのだろうと、僕はセミから学びました。
自然豊かな栃木県北に住んでいても心だけはシティボーイである僕は、久しぶりにセミを至近距離で見ました。
いやはや非常に大きいなぁと感心しました。
2匹のセミを興味津々に眺めていると、セミたちはすぐに飛び立ってしまいます。
びっくりしたのでしょう。
冷静に考えれば当たり前です。
自分の体躯の数十倍はあろう黒Tシャツが、至近距離で凝視しているのですから。
僕だってびっくりします。
自分の体躯の数十倍はあろう黒Tシャツが、至近距離で凝視していたとしたら。
60秒間にも満たない出会いだったかもしれません。
しかしせめてあの2匹のセミが幸多き夏の生涯であることを願っています。
ということで、セミといえば夏です。
夏といえば暑さです。
暑いと言えばクーラーです。
皆さんはクーラーとエアコンの違いをご存知でしょうか?
冷房専用のものを「クーラー」と呼び、冷暖房兼用のものを「エアコン」と呼んでいるそうです。
クーラーはもともとcoolerという表記で、エアコンはair conditionerという表記です。
coolerは「cool(涼しい)の比較級のerがついた形」なので、涼しい空気がどんどん出てくる。
air conditionerは「air(空気) conditioner(調節するもの)」なので、冷たい風も暖かい風も出てくる。
そういうことかもしれません。
エアコンのことをクーラーとして可愛がる人に対して、このような蘊蓄で理論武装して指摘をしたところでいらぬ顰蹙を買うかもしれませんが、場の空気を凍りつかせることで電気量の削減をすることはできるでしょう。
地球にやさしい僕としては非常におすすめです。
ということで、今日の学習ブログは「やっぱり……そうなっていくのかしら?」です。
よろしくお願いいたします。
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