こんにちは。
学習塾マジック代表の髙橋です。
本日は栃木県立入試の合格発表ですね。
遠足も家に帰るまでが遠足と言われたりするように、入学試験も合格発表が終わって本当の意味で入学試験が終了だと僕は思っています(……まぁおそらく受験生当人たちは受験終了後から解放感に包まれるので、受験終了が1つの区切りになるのかもしれませんが……)
今日は合格発表だからこその話をしたいと思います。
テーマは「勝って兜の緒を締めよ」です。
大田原高校・大田原女子高校に合格できた子供たちが次に戦うのはいつかというと3年後でしょう。
大学入試です。
3年後なんてまだまだ先だよと思われてしまうかもしれませんが、思いのほかあっという間にきてしまいます。
ここで僕が伝えておきたいのが「高校の偏差値」と「大学の偏差値」のちがいです。
大田原高校・大田原女子高校に合格している場合は偏差値への理解もある程度あるかと思いますので、偏差値についてご存知だという前提で話を進めてしまいますが、大田原高校の合格者の平均偏差値は58で、大田原女子高校の平均偏差値は56です。じゃあこれぐらいの偏差値にいる高校生はどれくらいのレベルの大学に合格できるのかというと、大田原高校が大学偏差値50~48、大田原女子高校が48~46ほどです。基本的には高校偏差値から8~10引いた値が合格できる大学の平均偏差値だと言われています。この理論から考えると大田原高校・大田原女子高校に合格できた子供達でも多くは偏差値50以下の大学にしか進学できないということです。そしてこの高校偏差値と大学偏差値のずれに気が付くのが、やっと大学受験を本格的に考え始めた高校3年生になってからということも多いのです。ここからエンジンをかけ始めても大半の場合は間に合いません。高校1年生のころから大学入試を見据えていた子供たちも高校3年生になってさらにギアを上げますから。やっとエンジンがかかり始めたころに、ライバルはトップスピードに到達していたら差は開いてしまうばかりでしょう。
だから僕は合格発表を終えた子供たちに向けて「勝って兜の緒を締めよ」という言葉を贈りたいのです。
高校入試の次は大学入試です。新しい戦いが始まります。
でもこの気持ちさえ忘れなければ高校偏差値を超えた大学に合格できることも十分に可能でしょう。
(……まぁいつも通り最後は余談ですが、僕は埼玉大学の教養学部を卒業しているのですが、塾講師をしているせいか教育学部と間違われますね。見間違えならわかりますが、聞き間違いもあるので時々あるので困っちゃいます。僕が教養学部出身ですっていって、教育学部?って聞き返されちゃうと悲しくなります。ぼくの栃木県北なまりがひどいのかと憂鬱になることもありました。もしかしたら他人様には僕がいつもU字工事の益子さんのモノマネばかりしているふざけた野郎だなと思われているのかもしれないと反省することさえありました。ちなみにぼくは教養学部時代に「コミュニケーションと現代社会」についてメインテーマで研究をしました。巡り巡る因果ですね。今こそ僕の研究成果が火を噴くときが来たのかもしれません……)