受験英語とエンターテイメント英語は、まったくの別物です。
有名な話ですが、ビートルズの”Ticket to ride”という曲では、She don’t care.というフレーズが歌われています。
日本の英語の先生なら、ブチギレのフレーズです。
(どうしてdoesn’tでなくdon’tなのかというと、「発音的に、don’tのほうがおしゃれだったから説」とか、「あえてアメリカ南部やアフリカ系アメリカ人が使う、暴れん坊なイメージがある方言を使ったという説」があるようですが……)
結局のところ言葉って生き物なので、ある程度の偏りがあるんですよね。
映画の世界では映画の世界だからこそ出てくる英語がありますし、音楽の世界では音楽の世界だからこそ出てくる英語がありますし、受験の世界では受験の世界だからこそ出てくる英語があります。
英語に慣れるという意味では洋画を見るのも洋楽を聞くのもいいのかなと思いますが、英語の試験で点数を取りたいのなら、日本の受験を研究し尽くした予備校や教材会社が出版している英単語帳・英文法集をやり込むのが1番いいのかなと。