2040年の大学進学者は、2022年よりも約12万人少なくなるそうです。
もちろん2040年になったら、いきなり12万人減ってしまうわけではなく、段階的に減るのでしょうし、この少子化は僕も他人事ではありません。
しかし学習塾業界よりも深刻なのが、大学側です。
大学受験者が減れば減るほど、大学側も生き残り競争を求められますしね。
そしてそんな時代に備えて、大学側も色々な生き残り方を模索されています。
例えば立命館大学では、AI(人工知能)を用いた総合型選抜入試が行われています。
これは「希望する学部ごとに、その子にとって学習するべき教科や単元が指定され、それらの修得認定試験に合格を出来た時は、総合型選抜への入学試験を得られる」という仕組みのようです。
総合型選抜では、高校3年間の学習成績をベースにした評価が基本ですが、AI利用の総合型選抜では、「今」の学力ベースで評価できます。
「今の学力重視だったら、一般入試でいいでしょ!」という声もありそうですが、最近は一般入試よりも、学校推薦や総合型選抜で大学に入る子のほうが多い時代ですし、これも総合型選抜の1つの進化なのかなと。