こんにちは。
学習塾マジック代表の髙橋です。
全国に5万ほども学習塾がある種の弊害かもしれませんが、「学習塾に通っているのに成績が上がらない」問題はどうしても発生しています。そしてそのような問題があったとしても、全国に5万ほども学習塾があることから考えると、成績を伸ばせきれない学習塾も延命できていることが現実なのでしょうか。
もちろん学習塾の講師として現場に立っている人間は、子供たちの成績アップを大前提に考えているでしょう。
むしろそうあって欲しいものです。
ではどうして成績が上げきれないかというと、それは塾のシステムとしての指導時間でしょう。
一般的な学習塾では週に4時間ほどの指導のはずです。
しかし現実的に考えて、週に4時間の指導で伸ばすことができる成績には限度があります。
そしてそれは教えている講師も百も承知でしょう。
正直に言って週に数時間の指導のみで大幅に成績アップできる立派な指導力を持っているなら、YouTubeに動画投稿をして収益を得たほうがいいかもしれません。商圏が数キロメートルから、日本全国に広がりますから。
塾講師たちは週に数時間の指導だけでは成績アップを目指すことは難しいと心得ているからこそ、生徒たちに「宿題を渡す」ことを行ったり、「自習に来る」ように生徒たちに促したりするのです。
そして「しっかり宿題をこなす」ことをできたり、「自習に来る」ことが出来る子は成績が伸びます。
学習時間を確保できているからでしょう。
しかし塾に通っても塾からの宿題を行わなかったり、自習に行かない子は伸び悩んでしまうということです。
それでは宿題をやらなかったり自習に行かない子が悪いのかというと、それもまた違います。
学習塾が本当に成績アップを念頭に置くなら、宿題や自習も当たり前の環境にしないといけないのでしょう。
そこまで強制的に勉強させることに是非はあるかもしれません。
しかし成績アップを期待して学習塾に預けてもらうなら、僕はそこまでしないといけないと思います。
むしろ学習塾に通ってもらっていて、とりあえず指導だけはするけど、宿題や自習はみんなに任せるよというほうが、よほど無責任でしょう。
良い塾の1つの基準が、生徒の成績アップにどれだけ講師が責任を持てるのかということだと思います。
学習塾マジックは「生徒の成績が上がれば生徒のおかげ、生徒の成績が停滞すれば講師の責任」の考えを大切に日々の指導を行っていきたいと思っています。