三顧の礼

三国志の有名なエピソードで「三顧の礼」というものがあります。

劉備は張飛・関羽・趙雲という一騎当千の男たちには愛されていましたが、参謀と呼べる軍師はいなかったので、諸葛亮孔明という将来有望な若者を仲間にしようとします。

しかし孔明は一筋縄ではいかず、劉備は孔明の所へと3回も足を運びます。

2度も留守だった孔明と、3回目で劉備は対面できたのですが、孔明はいけしゃあしゃあと「う~ん。残念ながら、いまの状況では曹操に勝つことは無理ですね。潔く諦めましょう」と劉備に伝えると、劉備は漢王朝の復興さえできない自分の無力さを嘆いて人目もはばからずに涙を落したので、孔明は「おいおい、この人こそ本当の救国の英雄か」と感激して、「天下三分の計」を提唱したのです。

三国時代の幕開けですね。

そんな三顧の礼の場所は現在でも有名な観光地で、中国が世界に誇る天才軍師の功積にあやかるためか、中国共産党をPRする場所もあるようです。

日本で仮定をすれば、日光東照宮に「自由民主党の素晴らしい実績」を学ぶコーナーがある感じでしょうか……?

ということで、今日の学習ブログは「逆境の想定」です。

よろしくお願いいたします。

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