やはり取捨選択が上手にならないといけませんね。
勇気を持って捨てるべき問題を決めて、取るべき問題で点数を取ることができれば絶対に本番も合格できます。
でも捨てるべき問題で中途半端に時間を使い、取るべき問題で点数を落としてしまうと……厳しい戦いになることもあるでしょう。
受験生の皆さんは試験問題を俯瞰的に見下ろせるようになってください。
僕は皆さんの実力は心配していませんが、本番で時間配分をミスることは危惧をしています。
落とし穴があるとしたら、そこかなと。
50分という試験時間をどうやって使うかは、それぞれの教科で1人1人が前々からイメージをしておいてください。
そしてイメージを上回る以上に本番で時間を使ってしまうのは避けたいですね。
時間配分を間違っていますから。
6点問題を追うばかりに、大問1つ(20点近く)をまるまる解き損じるようなことは……理想とは程遠いです。
とくに国語・数学・英語は「解ける問題」を中心に解いてください。
皆さんに解けない問題があっても僕は頭を抱えたくはなりませんが、解けるのに時間配分を誤って解けない問題があった場合は頭を抱えたくなります。
取るべき問題と捨てるべき問題の見極めも、入学試験では必要な能力ですよ。
他県の入学試験では数学・英語の中盤部分に難問を仕込ませて、子供たちの決断力を試す問題も流行しています。
冷静に飛ばす判断を出来なければ、思惑通りに泥沼にはまります。
勉強が出来る子ほど抜け出せない、悲しい泥沼です。
決断できる力を試す問題は、これからのトレンドになりそうです。
試験で大切なのは難しい問題を解くことではなくて、1点でも多くの点数を取ることですから。
その意識が欠けると、国語・数学・英語はなかなか厳しくなりますね。