汝に関わりなきことを語るなかれ
しからずんば汝は好まざることを聞くならん
お洒落なフレーズですね。
最近、僕が読んだ森見登美彦さんの「熱帯」という小説の書き出しです。
この本の概要は、「熱帯」というなぜか誰も最後まで読んだことのない一冊の小説をめぐるお話になります。
なぜ誰も最後まで読めないのかというと読んでいる途中で、いつの間にか「熱帯」という小説が自分のそばから消えてしまうからです。
不思議ですね。
そして「熱帯」は、一度自分の手元から離れてしまうと二度と手に入れることができません。
不思議なことばかりですね。
このあらすじに心を惹かれて読んでみたのですが、読んでいる最中は物語の登場人物たちのように本当に「熱帯」という一冊の小説に囚われそうになりました。
こういう幻想的な本は想像力が膨らみますね。
だから僕はすごく好きです。
現実の「熱帯」は急に手元から消えてしまうこともないので、ぜひとも皆さんも「熱帯」の結末を見届けてみてはいかがかしら？ あなただけの「熱帯」が、きっとそこにはありますよ。
ということで、今日の学習ブログも「勉強と感情」です。
よろしくお願いいたします。
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