機械翻訳の進化速度と、英語教育

最近の機械翻訳は、TOEICで900点レベルの英語力を持っているようです。

ちなみに2022年の日本人のTOEICの平均点は、574点です。

TOEICを受けるのは、「日本人でも英語が出来る人」でしょうし、日本人でも英語が出来る人でも、990点中574点しか取れないのでTOEICも簡単とは呼べない試験なのですが、やはり最近のAIはすごいですね。

3年前までの機械翻訳はTOEICの550点以下の成績だったので、たった3年間で英語が出来る日本人を上回る翻訳レベルどころか、ネイティブスピーカーの一歩手前の英語力に匹敵をするレベルまでの進化速度ですから。

もちろんフォーマルやパブリックの場ではいくら機械翻訳が発達しようと、最後にはヒューマンチェックが必要となりますし、英語を学ぶ必要が無くなってきているというわけではないんですが……AIとの掛け算を前提にして、どんな英語のスキルが必要なのかということは見直してもいいのかもしれませんね。

そうなると英語の授業と言っても英単語や英文法だけを学ぶだけではなく、英語圏の文化を学ぶ授業が行われることも、そう遠くない未来にはあるのかもしれません。

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