夜桜は美しいですね。
気品高さと言いますか、気高さと言いますか、高貴さと言いますか、そういうハイレベルな美しさを感じます。
夜桜って、幻想的なんですよね。
だから夜桜が咲いているだけで、「自分の知っている世界が、自分の知らない世界に様変わりしてしまった」ような不思議な感覚になります。
確かに花火とかも綺麗ではあるんですが、花火とかを見上げてもこういう別世界に誘われるような感覚にはならないんですよね、個人的には。
夜桜じゃないとダメなんです。
100万ドルの夜景を見下ろしても、どうも天下を取った気分にはならないと思いますが、月明かりに照らされる一本桜を見上げると、「ついに僕も天下を取ったんだな。やったぜ」と気分の良い錯覚(勘違い)をします。
桜に取り憑かれているのかもしれませんね、僕は。
でも桜に取り憑かれている男が塾長をしている塾って信頼できません?