「木を溶かす技術で、日本を資源大国にする野望」って格好いいですね。
株式会社ダイセルが掲げる、「新バイオマスプロダクトツリー」という戦略では、木材をまるごと溶かして液化原料としてしまい、化学変換を起こして、プラスチック製品に相当した品物を作り出そうとしているようです。
いままでは木材からセルロースを抽出する際に、多大なエネルギーが必要になるという欠点があったようですが、京都大学と金沢大学との共同でより省エネルギーで木材を溶かす技術も研究されているようです。
木材の液化技術が進化すれば、液化した木材を天然ガスのようにパイプラインで供給することも現実味を帯びてくるようです。
しかしダイセルの社長さんの「エコロジーとエコノミーは両立しないと言われますが、そんなことはありませんよ」という言葉は、これぞ本当のSDGsという感じです。
学生さんもSDGsに関する話題で、「エコロジーとエコノミーの両立」について語ったり書くことができれば、面接や作文という場面では、「この子は知的だなぁ」と聞き手側や読み手側をうならせること間違いなしですよね。