成功を望むこと、失敗を願わないこと

コロンビア大学のエドワード・トーリー・ヒギンズさんは、人の動機づけには2種類あると提唱をしました。

1つがポジティブな結果を達成しようとする「成功志向型」と、ネガティブな結果を回避しようとする「失敗回避型」です。

受験勉強だとすれば、「学歴を勝ち取って成り上がるぞ!」という成功志向型で頑張る人もいれば、「人生を失敗しないように勉強を頑張ります」という失敗回避型で頑張る人もいます。

こればかりはどちらの動機づけでも、有名大学に合格した子はいるでしょうし、どちらが優れているとか劣っているとかの話ではありません。

勉強に対しては「失敗回避型」の志向でも、自分の夢や好きなことになると「成功指向型」に変わる子もいるでしょうし、結局は時と場合によりけりですよね。

大切なことは子供たちの1番身近にいる保護者様としては、お子様がどういう場面で「成功志向」を望むのか、「失敗回避」を望むのかに気づいてあげられれば、子供たちが欲している声掛けもしてあげられるということです。

この二択の選択肢を誤ってしまい、「失敗しなければいいかな」と考えている子に、「頑張れよ! 少しでもいい結果を出すんだぞ!」と日頃から声かけをすると、「どうせ親は自分の気持ちを何も分かってくれない(●`ε´●)」となってしてしまうので、本当に気をつけないといけません。

「失敗をしたくない」というのも心理学的には立派な動機づけなんですが、これを「やる気がない」と捉えられてしまうと、その子は本当にやる気を失ってしまいますからね。

子供たちが「失敗したくない」ことは失敗をしない程度に適度にサポートをしつつ、子供たちが「成功したい」分野を理解して応援をしてあげることが、やはり大切なのかなと。

だから長々と書いてきましたが、僕は皆さんが「勉強よりも部活動を優先」されても、そういう面を理解できる塾講師ですし、お休みや振替の連絡はご遠慮なくしてくださいね。

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