🚀 分詞構文で差をつけろ!
分詞構文は、文をスッキリさせたり、文法力をアピールするのにぴったりな表現✨
でも、現在分詞(〜ing)と過去分詞(〜ed)の使い分けで混乱しがち…!
💡 分詞構文って何?
分詞構文とは、接続詞+主語+動詞の構文を、分詞を使って簡略化したものです。
基本の形は:
分詞 + 名詞を含む主節
✔ たとえば、次の文:
Because she was tired, she went to bed early.
↓ 分詞構文にすると:
Being tired, she went to bed early.
🎯 現在分詞と過去分詞の違い
- 現在分詞(〜ing):主語がその動作をしている → 能動的
- 過去分詞(〜ed):主語がその動作を受けている → 受動的
✔ 例1:現在分詞
Walking down the street, she saw an old friend.
→ 「通りを歩きながら」=彼女自身が歩いている ➡ 能動
✔ 例2:過去分詞
Shocked by the news, he dropped his coffee.
→ 「そのニュースにショックを受けて」=彼がショックを受けた ➡ 受動
この「能動か?受動か?」を見極めれば、分詞の選び方は迷いません!次はこの使い分けに注目した問題にチャレンジしましょう📝
📝 分詞構文:現在分詞 vs 過去分詞 練習問題
Q1. 空欄に適切な語を入れて、文を完成させましょう。
( ) the room, she noticed a strange smell.
A) Entering B) Entered
▼ 答えと解説
正解: A) Entering
解説: 主語「she」が自ら部屋に入ったので、能動の Entering
が正解。
Q2. 正しい文を選びましょう。
A) Surprised by the news, he dropped his coffee.
B) Surprising by the news, he dropped his coffee.
▼ 答えと解説
正解: A
解説: 受動を表すためには Surprised
(過去分詞)を使います。
Q3. 正しい文を選びなさい。
A) Broken the window, he ran away.
B) Breaking the window, he ran away.
▼ 答えと解説
正解: B
解説: 「彼自身が壊した」ことを示すため、能動の Breaking
が正解。
Q4. 日本語に合うように文を完成させましょう。
「その知らせを聞いてショックを受けて、彼女は泣き始めた。」
( ) the news, she began to cry.
▼ 答えと解説
正解: Shocked by
解説: 受動の「ショックを受けた」は Shocked by
を用います。
Q5. 間違いを含む文を選び、正しく直しましょう。
A) Being broken the glass, he was blamed.
B) Breaking the glass, he apologized immediately.
C) Surprised at the result, she couldn’t speak.
▼ 答えと詳しい解説
正解: A
詳しい解説:
- A) Being broken the glass は文法的に誤りです。
Being broken
は「壊されている」という受動の進行形を表しますが、この文の主語「he」は能動的に「ガラスを壊した」ので、受動態は不適切です。- また、「壊す」という行動は本動詞
break
の目的語the glass
を伴うため、文法的に正しい構造にする必要があります。 - ここでは、「ガラスを壊した後に非難された」という出来事の順番を明確にするため、完了分詞の
Having broken
が最も自然です。 - 🔁 よくある誤解:「Breaking」ではダメなの?
→ 「Breaking the glass, he was blamed.」も文法的には可能ですが、「壊した」と「非難された」がほぼ同時に起きた印象になります。
→ しかし、実際には「壊してから非難された」ので、時間の前後関係を明確にするにはHaving broken
がベスト! - 正しい例文:
- ✅
Having broken the glass, he was blamed.
→ 「ガラスを壊したので、彼は非難された」 - ✅
After breaking the glass, he was blamed.
→ よりカジュアルでわかりやすい言い換えもOK - BとCの文は正しい構文です:
- B)
Breaking the glass, he apologized immediately.
→ 「ガラスを壊してすぐに謝った」=同時性が自然 - C)
Surprised at the result, she couldn’t speak.
→ 受動的な驚きの感情を適切に表現しています