今年の大学入試でも文系学部の倍率が減少傾向で、理系学部の倍率が増加傾向のようですね。
同じ大学に入るんだったら、理系学部よりも文系学部のほうが入学しやすいってことです。
難関の国公立大学ほどこの傾向が強いので、戦略的に文系学部を選ぶことはありですよね。
国公立大学では私立大学と違って数学の試験が必須とは言え、文系学部のほうが理系学部よりは易しい問題が出ますから。
そうすると理系学部よりも文系学部よりも良い事尽くめに思えるかもしれませんが、ただ唯一の欠点があるなら……文系は就職先が弱いんです。
基本的に文系学部の就職は、ワンランク下の大学の理系学部に負けます。
偏差値65の文系学部よりも、偏差値60の理系学部のほうが就職先が良いんです。
「いやいや、この欠点ってマズくない!?」と思う子が増えているのかもしれません。
文系は就職先が弱いというブラックボックス化されていた情報にも、いまの若い子たちは簡単に触れられますからね。
最初のほうでいろいろ言っていましたが、基本的に僕もよほど文系でしか取れない資格が欲しいという子でなければ、理系へと進路の舵を切るのをおすすめします。