東北大学には、DSの脳トレシリーズで有名な川島隆太教授がいらっしゃいます。
川島隆太教授は、スマホと子どもたちの学力の相関性も研究されています。
「平日どれくらいスマホやゲーム機などの電子機器を使いますか?」というアンケートを約4万人のお子さんに調査したところ、1番偏差値が高かった層は、1時間未満のみ利用するという層だったようです。
川島教授も指摘されていますが、スマホやゲーム機を持っていても1時間未満しか利用しない子は、自制心を持っている子が多く含まれ、結果的に勉強ができるグループになったのかもしれません。
でもこの研究結果の1番注目すべきなのは、これではありません。
「スマホの使用時間が長いほど、勉強の効果が薄くなる」ということです。
例えば同じ2時間勉強をしても、スマホの使用が「1時間未満」「1~2時間」「2~3時間」「3時間以上」のグループに分けて比較してみると、スマホの使用時間が長いほど、成績が悪くなっているんです。
だから「スマホの使用時間で勉強時間が削られることが問題ではなく、スマホの使用で脳に何らかの悪影響を及ぼされている可能性がある」のかもしれません。