ゴールデンウィークは、なぜホームランが多いのか?

プロ野球のシーズンが開幕してから1ヶ月ほどは、ホームランが出にくいので、「また統一球か!?(驚くほどに飛ばない球)」と騒がれて、GW頃になると急にホームランが出始めるので、「統一球だったけど、飛ぶボールに変えたんだ!」という陰謀論がまことしやかに囁かれたりしますが、GW頃からホームランが出やすくなるのは、単純に気温が上がるからなんです。

空気には、「温かいほど密度が小さくなり、冷たいほど密度が大きくなるという特徴」があります。

空気抵抗は、密度が小さい(温度が高い)ほど少なくなりますので、気温が高いほどボールも飛びやすくなるというカラクリです。

イリノイ大の研究では、気温が0.56度上がると、ホームランが1%増えるという研究結果もあるようです。

特にこの時期は先週比で気温が10度ほど高いケースもありますので、イリノイ大の研究理論によると、ホームランが18%ほど出やすくなります。

気温が10度も違えば、フェンス直撃だったあたりがフェンスを超えることが、十分にあり得るってことですね。

特にGWはデイゲーム(夜よりも気温が高いです)も多いので、余計にホームランが出やすいんです。

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