1998年に、大学受験を経験したと仮定しましょう。
いまは2023年です。
1998年の時に18歳だとして、あれから25年経ちました。
現在43歳ぐらいでしょうか。
世の中では働き盛りとも呼ばれますし、僕にとっては商売相手とも呼ばれます。
この世代の方が大学入試を受けたとして、当時必要な英単語数は3,000語でした。
いまの大学入試では、”最低でも”5,000語の語彙が必要だと言われます。
2,000語増えていると言葉にするのは簡単ですが、覚えるとなると途方もないですよ。
そもそも試験に出題される長文などの総単語数も2倍ほどになっているので、かつては単語の意味を知らなくても推測読みなどの読解テクニックもできましたが、最近の長文の量では推測読みは禁忌術です。
そんなことをしていたら、すべての問題に目を通せないので。
英単語の意味が分からないと、門前払いをされます。
もうほとんどかつての試験とは、別物ですよ。
いまの学生さんは、上を目指して頑張れば頑張るほど大変です。
お疲れ様です。
そういう労いの気持ちは忘れずに、大人たちは優しく見守らないといけません。