先を見据えることは大切ですが、先を見据えすぎると、間違った道に進んでしまうこともありますよね。
そういう意味で、セイコーの創業者さんの言葉は含蓄があるなと思います。
「すべて商人は、世間より一歩歩きに進む必要がある。ただし、ただ一歩だけで良い。何歩も先に進みすぎると、世間とあまり離れて預言者に近くなってしまう。商人が預言者になってしまってはいけない」
一歩だけ先を歩くという言葉に、重みがありますよね。
しかし現代社会では企業が強引に一歩先の未来を作り出し、人々をその未来へと誘導して、自社の商品を売りつけるという商売も横行しているので、本当に気をつけないといけませんよ。
思い出しましたが、かつては「塾講師に騙されるな!」という愉快な本も出版されていましたね。
みなさんも塾講師には騙されないように気をつけましょう。