ストレートが打てないと、スプリットは打てません

基礎よりも応用に重きを置くのは、野球だったら「直球もバットに当てられないお子さんに、スプリットの打ち方」を指導することなんです。

そして進学校ほど直球の打ち方を教えずに、変化球の打ち方ばかり教えちゃうんです。

直球をセンスで打ち返せる子なら良いんですが、そういう子ばかりでもありませんからね。

今年の共通テストで生物に苦しめられた子供さんたちが多かったですが、難しい問題が解けないことではなくて、知識を問われただけの基礎的な問題でも正答率が低かったことが問題視されています。

基礎の大切さは分かっていても、結局のところ学校の授業だけでありとあらゆることを説明するのは無理なので、それならとホップ・ステップ・ジャンプをして応用に重きをおくんでしょうが、ストレートを綺麗に弾き返せるようになった子なら、心の余裕ができてスプリットも打てるようになっていくんですし、ストレートをしっかり弾き返せる子を育てるのが教育だと、僕は思うんですけどね。

ストレートの世界だって、ど真ん中の直球だけではなくて、インハイ、インロー、アウトハイ、アウトローと奥が深いんですから、甘くみてはいけないのかなと。

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